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掲載日 | 2021-08-25 00:00:00 |
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タイトル | 『カモメに飛ぶことを教えた猫』 |
著者 | ルイス・セプルベダ/著 |
著者 | 河野 万里子/訳 |
出版者 | 白水社 |
資料の種類 | 本 |
メッセージ全文 |
『カモメに飛ぶことを教えた猫』 ルイス・セプルベダ/著 河野 万里子/訳 白水社 ★☆★「黒猫が誓った三つの約束」★☆★ 港町に住むふとった黒猫のゾルバ。 ある日、遭遇した瀕死のカモメと誓った三つの約束は…。 1.これからカモメが産む卵を食べないこと。 2.そして、ひなが生まれるまでその卵のめんどうをみること。 3.最後に、そのひなに飛ぶことをおしえること。 それまで、飼い猫人生を謳歌してきたゾルバにとって、その約束を守るには、多くの知恵とたくさんの仲間たちの協力が必要でした。大佐、秘書、博士…、個性的な名前をもつ仲間たちとフォルトゥナータ(幸運の者)と名づけられたカモメの子が飛び立つまでの物語です。 「自分と似た者を認めたり愛したりすることは簡単だけれど、違っている者の場合はとてもむずかしい。でもきみといっしょに過ごすうちに、ぼくたちにはそれが、できるようになった。」 フォルトゥナータと出会ったことで、自分を信頼してくれている存在に応えたいと思う気持ちが生まれたゾルバが物語後半で伝えた言葉です。この言葉は、とてもシンプルでとても大切なことのような気がします。 ヨーロッパでは「8歳から88歳までの若者のための小説」と謳われベストセラーになっている本作。 88歳と言わず、10代のうちに読んでみてほしい一冊です。 (泉図書館 黒豆) |
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