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掲載日 | 2016-06-01 00:00:00 |
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タイトル | たまごにいちゃん |
著者 | あきやまただし/作・絵 |
著者 | |
出版者 | 鈴木出版 |
資料の種類 | 絵本 |
メッセージ全文 |
「自分のカラをやぶるって、大変」 進級・進学や転校など、自分やまわりの環境が変わるときは、楽しみな気持ちよりも不安な気持ちが大きくなりませんか?私は大人になった今でも、職場が変わったり引っ越したりすれば、やっぱりドキドキしてしまいます。 この本の主人公・たまごにいちゃんは、大きくなってもたまごから出たくありません。たまごのままでいたほうが、かわいいし楽しいんです。でも、ずっとたまごのカラの中に入っていられるんでしょうか…? 何か新しいことにチャレンジするのは、勇気がいるしちょっと怖いですよね。仲の良い友達や家族に囲まれているなら、ずっと今のままでいたいと思ってしまうかも。でもきっといつかは、たまごのカラをやぶって、外の世界に出る日がやってきます。成長してかわいいたまごじゃなくなっても、意外とかっこいい自分に出会えるかもしれません。 絵本は小さい子の読むもの、と決めつけていたらもったいない!子ども扱いされたくないし、まだ大人にもなりたくない。そんな中高生のみなさんに、ゆっくり大人になればいいんだよ、とエールを送ってくれる1冊です。 (太白図書館 M) |
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