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掲載日 | 2023-06-08 10:00:00 |
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タイトル | |
著者 | 真山 仁/著 |
著者 | |
出版者 | 岩波書店 |
資料の種類 | 本 |
メッセージ全文 |
『“正しい”を疑え!』 真山 仁/著 岩波書店 ★☆★「何を信じる?」★☆★ 情報を伝えるメディアの発達と普及によって、自分がほしい情報は検索すれば簡単に入手できるようになりました。しかし、中にはフェイクニュースも…。誰もが情報を発信・拡散できる時代だからこそ、他人の意見に振り回されずにいたいものです。では、何を拠り所にすれば良いのでしょうか。 この本の著者は、映画にもなった『ハゲタカ』など社会派の小説を書いている真山仁さんです。小さい頃から「他の人とは別の角度から物事を見ていた」著者は、自分が社会に対して抱く疑問や矛盾などを小説に織り込んで、多くの人に伝えられたら良いなと考えたそうです。その決意を支えたのが、“正しい”を疑うスタンスでした。「疑うのは、人ではなく言葉だ。」と著者は言っています。 情報には、発信者や拡散させる人の意図や思い込みが込められています。「“何を発信しているのか”以上に“何を伝えていないのか”を探ることが重要。」という言葉には納得です。 誰かの“正しい”に依存するのではなく、異なる意見があることを受け入れ、では自分はどうなのか立ち止まって考える。この本との出合いが、自分を見つめるきっかけになれば良いなと思います。 (泉図書館 そら豆) |
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