司書のオススメ

掲載日 2017-08-01 00:00:00
タイトル ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
著者 宇野朴人/著
著者 竜徹/イラスト
さんば挿/キャラクター原案
出版者 株式会社KADOKAWA(アスキー・メディアワークス/発行)
資料の種類
メッセージ全文 「軍師好きのキミに!」

こいつはめっぽう面白い! 軍師好きにはたまらない小説だ。
仙台市で最初に所蔵してくれた、広瀬図書館ありがとう!
借りて読んだら私がハマッて、太白図書館でも既刊全巻コンプリートしたよ!

軍師ってのはあれだ、戦いにおいて、勝つために計画―軍略・戦略を立てるヒト。
三国志なら諸葛孔明、アルスラーン戦記ならナルサス。
「天鏡のアルデラミン」主人公のイクタは、少年ながら軍略の天才。
なのに、体力なくて怠け者、女好きで、戦争・軍人が大キライ。
国は、長く戦争状態にある。否応なしに軍人への道を歩むイクタを、次々と試練が襲う。
そのたびに、読みの深さと機転、確かな用兵で、事態を打破していく。ヒロイン・ヤトリをはじめ、仲間たちとのチームワークも読みどころだ。

いやー今回、再読してもワクワクしたわー。軽口叩きつつ、状況をひっくり返して勝ちにもっていく痛快さ! かーーーっ!!

極上の物語=エンタテインメントは、人に生きる勇気を与えてくれる。と、私は考えてる。
私にとってこの本は、そんな極上の1冊です。君にはどうかな?
君は何と戦っていますか。
君がもし、頭脳を使って戦いたいヒトなら、この本は君の味方だよ。
この本を君に渡すべく、軍師好きの司書が、図書館でさりげなく君を待っています。(次巻も待っています!)

(太白図書館 めっぽうって死語だろF山)