内容紹介 |
震災の記録誌を編纂することにより、東日本大震災の被害状況や震災からの復旧や復興のプロセスを記録に残すこととし、「仙台市」という行政機関の発災当日(平成23年3月11日)からの約1年間の活動内容等について記載したもの。この記録誌の目的は、我々が今回の震災で体験した貴重な経験を次世代へと伝えていくこと、この経験を国および他地域の行政関係者等にも伝えることによって、地域における防災対策の一考として役立つことを目指すものである。この記録誌が、他の自治体、特にこれから大震災の発生が想定される地域において活用され、防災対策の検討の材料やヒントとされることによって、今後の災害発生時における被害の抑制や被災者の軽減につながることを望む。
編集にあたっては、各テーマを時系列的で整理し、震災前の本市の概況と今回の地震や津波の状況、被害状況などを記載した「第2部 被害状況編」、発災時および発災直後の避難行動や救助活動、避難所運営などを記載した「第3部 応急活動編」、発災後における住民生活と行政等の対応などを記載した「第4部 生活復旧編」、被災者の生活再建、住まいの復興、こころの復興に向けた取組みを記載した「第5部 生活復興編」として構成。(「第1部 総論」) |