司書のオススメ

掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 猫のマルモ
著者 大宮エリー/著
出版者 小学館
資料の種類
メッセージ 「「みんなちがって、みんないい」 」

全7編の短編集です。猫のマルモも青ガニのサワッチもこのお話の主人公はみんなどこか欠けています。誰にでも思い当たる日々の悩みや不安を体当たりで乗り越えていく姿に心がぎゅっと、つかまれます。未来は自分でつくるもの。少し誰かに背中を押してほしい時に希望がたっぷりつまったお話たちです。読み終わって、金子みすゞさんの詩の一節が思い浮かびました。

(榴岡図書館 江刺)
掲載日 2022-03-25 00:00:00
タイトル 雲をつかむ少女
著者 藤野 恵美/著
出版者 講談社
資料の種類
メッセージ ★☆★「インターネットの向こう側にあるのは」★☆★

ネットゲームやSNSに夢中な小中学生もシリコンバレーの大富豪の母親も、みんなインターネットでつながっている。

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掲載日 2020-01-29 00:00:00
タイトル 酒天童子
著者 竹下文子
出版者 偕成社
資料の種類
メッセージ ★☆★「鬼退治」★☆★

二月のはじめは節分がありますね。「鬼は外、福は内」というかけ声とともに豆をまきます。鬼は外、鬼は災い。日本の昔話の悪者といえば鬼です。酒天童子というのも鬼の名前です。

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掲載日 2020-11-26 00:00:00
タイトル 「二番目の悪者」
著者 林 木林/著
出版者 小さい書房
資料の種類
メッセージ ★☆★「悪意はなくとも、罪はある。」★☆★

次の王を決める選挙を前に、邪魔な銀のライオンを排除するべく金のライオンが行ったことはただ一つ…

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掲載日 2018-03-25 00:00:00
タイトル 絶望名人カフカの人生論
著者 カフカ/著 頭木弘樹/編訳
出版者 新潮文庫
資料の種類
メッセージ ★☆★「ポジティブじゃなくてもいいんじゃない?」★☆★

フランツ・カフカ…朝起きたら毒虫になっていた!という奇妙な小説『変身』で有名な作家です。カフカは不思議な作品のほかに、手紙、日記、ノートなども残していて、そこから彼の人となりがよくわかります。

ひとことでいうと、ネガティヴ王。

作家として生きたいけれど、売れないから大嫌いなサラリーマンになり、結婚したいけれど、ずっと独身で、父親との仲は悪く、胃腸が弱くて不眠で病気がち意欲はあるのに長編小説はだいたい未完…。彼の手紙、日記、ノートには、それらに対する絶望の言葉がちりばめられています。


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