司書のオススメ

掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 桜前線開架宣言 
Born after1970現代短歌日本代表
著者 山田航/編著
出版者 左右社
資料の種類
メッセージ 「鋭利で、甘く、いいにおいがする」

1970年以降に生まれた歌人を紹介した一冊です。私は現代短歌がYAの世界にとても近い印象を受けました。それは、世の中を詠む感度の良い場所に、YA世代のアンテナが立っているからではないでしょうか?

(榴岡図書館 杉山)
掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 猫のマルモ
著者 大宮エリー/著
出版者 小学館
資料の種類
メッセージ 「「みんなちがって、みんないい」 」

全7編の短編集です。猫のマルモも青ガニのサワッチもこのお話の主人公はみんなどこか欠けています。誰にでも思い当たる日々の悩みや不安を体当たりで乗り越えていく姿に心がぎゅっと、つかまれます。未来は自分でつくるもの。少し誰かに背中を押してほしい時に希望がたっぷりつまったお話たちです。読み終わって、金子みすゞさんの詩の一節が思い浮かびました。

(榴岡図書館 江刺)
掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル サウスポー
著者 ジュディス・ヴィオースト /作
出版者 文溪堂
資料の種類
メッセージ 「恋するすべての人たちへ」

絵本は幼児だけの読み物にしておくのはもったいない!リチャードとジャネットは喧嘩中。ふたりは手紙のやりとりでお互いをののしりながら、物語は進んでいきます。注目して欲しいのは、ジャネットの表情。無邪気な女の子であったり、色気がある女であったり・・・好きな人とぶつかり合って、もっと仲良くなる。恋っていいですね。

(榴岡図書館 藤渕)
掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 叶恭子の知のジュエリー12ヵ月
著者 叶恭子/著
出版者 イースト・プレス
資料の種類
メッセージ 「宝石の如き一冊 」

叶恭子さんの哲学と、中高生から寄せられた悩みに真摯に向き合い、答えています。この本をYA世代で読むと将来が俄然、心強くなるのではないかな。

(榴岡図書館 藤渕)
掲載日 2016-08-01 00:00:00
タイトル みんなとちがっていいんだよ 
きみに届け!セミの法則
著者 ROLLY/著
出版者 PHP研究所
資料の種類
メッセージ 「「大人」になる準備、OK? 」

「すかんち」というロックバンドを知っていますか?1990年に、デビューし、クオリティーの高い楽曲と演奏と、奇抜でド派手なメンバーのヴィジュアルが注目を集めたバンドでした。
続きを読むには「詳細を表示」をクリック↓
掲載日 2016-07-01 00:00:00
タイトル 園芸少年
著者 魚住直子/著
出版者 講談社
資料の種類
メッセージ 「日々のつみかさねが物語になる 」

部活が盛んではない進学校に入学した達也は、部活に入らず、勉強して適当に息抜きをして高校の三年間を過ごそうと考えていた。ところが、昼休みにふらっとやってきた校舎裏の人気のない空き地で出会った、まゆなし・坊主頭(不良風)の大和田と誰もいない園芸部に 入ることになってしまった。
続きを読むには「詳細を表示」をクリック↓
掲載日 2016-05-01 00:00:00
タイトル だれが石を投げたのか?
著者 ミリアム・プレスラー/作
出版者 さ・え・ら書房
資料の種類
メッセージ 「家族のなかで傷つくとき 」

私たちにとって最も身近で深いつながりを持つ家族。でも、一緒に暮らすその家族が、ときにはとてもつらい存在になることがあるのも事実です。この本は、ドイツの作家によって書かれたひとつの家族の物語です。
続きを読むには「詳細を表示」をクリック↓
掲載日 2016-05-01 00:00:00
タイトル ぼくが弟にしたこと
著者 岩瀬成子/作
出版者 理論社
資料の種類
メッセージ 「家族のなかで傷つくとき」

母と弟と三人で暮らす麻里生は、4つも年下の弟をなぐってしまう。
親子でも兄弟でも、相手の気持ちをわかるのは本当にむずかしい。

(市民図書館 村上佳子)
掲載日 2016-05-01 00:00:00
タイトル 非・バランス
著者 魚住直子/著
出版者 講談社
資料の種類
メッセージ 「家族のなかで傷つくとき 」

いじめられていたなんて、親には絶対知られたくない。
学校で生きていくための戦略は、クールになること。でも……。

(市民図書館 村上佳子)
掲載日 2016-05-01 00:00:00
タイトル 春にして君を離れ
著者 アガサ・クリスティー/著
出版者 早川書房
資料の種類
メッセージ 「家族のなかで傷つくとき 」

主人公は、豊かな家庭で皆に愛されて暮らしていると信じる母親。でも家族たちの思いは苦しいほどに彼女からはなれている。ミステリーの女王クリスティーの異色の名作。

(市民図書館 村上佳子)