司書のオススメ

掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 桜前線開架宣言 
Born after1970現代短歌日本代表
著者 山田航/編著
出版者 左右社
資料の種類
メッセージ 「鋭利で、甘く、いいにおいがする」

1970年以降に生まれた歌人を紹介した一冊です。私は現代短歌がYAの世界にとても近い印象を受けました。それは、世の中を詠む感度の良い場所に、YA世代のアンテナが立っているからではないでしょうか?

(榴岡図書館 杉山)
掲載日 2016-05-01 00:00:00
タイトル ぼくが弟にしたこと
著者 岩瀬成子/作
出版者 理論社
資料の種類
メッセージ 「家族のなかで傷つくとき」

母と弟と三人で暮らす麻里生は、4つも年下の弟をなぐってしまう。
親子でも兄弟でも、相手の気持ちをわかるのは本当にむずかしい。

(市民図書館 村上佳子)
掲載日 2017-04-01 00:00:00
タイトル おじいちゃんのコート
著者 ジム・エイルズワース/文
出版者 ほるぷ出版
資料の種類 絵本
メッセージ 「モノに込められる人の想い 」

この絵本は、長く愛されてきた民謡をもとにして描かれたおじいちゃんの大切なコートのお話です。
断捨離やミニマリストといった言葉が話題になっていますが、捨ててしまう前にもうひと工夫して命を吹き込み、使い続けることも大切なのではないかと思いました。
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掲載日 2018-11-29 00:00:00
タイトル 羊と鋼の森
著者 宮下奈都/著
出版者 文藝春秋
資料の種類
メッセージ ★☆★「こつこつ、こつこつ つみかさねること」★☆★

「森に近道はない。自分の技術を磨きながら一歩ずつ進んでいくしかない。目指す場所ははるか遠いあの森だ。」
高2の秋、試験期間中の放課後の静かな体育館だった。ピアノの調律に居合わせた僕は、調律が終わるまでの2時間、ただ、それを見ていた。そのピアノの音に、‟秋の夜になりかけの森の匂い“を感じたのだ。


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掲載日 2016-04-01 00:00:00
タイトル ワンダー
著者 R.J.パラシオ/作
出版者 ほるぷ出版
資料の種類
メッセージ 「自分らしく生きる」
自分は周りと違う、と思ったことはありませんか。友達と比較して落ち込んだり、些細な違いが気になったり。それは成長の過程で誰もが経験する、ごく普通の感情なのかもしれません。オーガストも、ごく「普通」の男の子でした。ただし、顔以外は。
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掲載日 2017-04-01 00:00:00
タイトル 本屋さんで探す 明日のカルタ
著者 倉本美津留/作
出版者 主婦の友社
資料の種類
メッセージ 「明日を明るくするヒント」

明日へ向けて前向きになれる言葉を、全国の書店員さんたちが膨大な本の中から選んでくれました。イラストは、ヨシタケシンスケさん。 何気なしにパラっと開いたページがあなたへのメッセージです。手に取ってくれた人が、笑顔になれますように。

(榴岡図書館 藤渕)
掲載日 2022-02-24 00:00:00
タイトル マンガでわかるオトコの子の性 思春期男子へ13のレッスン
著者 村瀬幸浩/監修
出版者 合同出版
資料の種類
メッセージ
★☆★「たすけて!あすか先生!
怖くて不安なのは、わからないから。
でも知ってしまえば、ダイジョーブ!!」★☆★

「Webで調べるから大丈夫」!?
ちょっと待った!!
それ信じていいのかな?

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掲載日 2018-05-29 00:00:00
タイトル 「ありがとう」がエンドレス
著者 田口ランディ/著
出版者 晶文社
資料の種類
メッセージ ★☆★「悩みは学び!悩んでいいです。」★☆★

新学期が始まって約1か月。新しい環境は、魅力的で刺激的かもしれないけれど「少し疲れちゃった。」「思っていたのと何か違う。」なんていうことありませんか?でも、ガチで相談するほどでもないし…。

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掲載日 2016-09-01 00:00:00
タイトル 猫のマルモ
著者 大宮エリー/著
出版者 小学館
資料の種類
メッセージ 「「みんなちがって、みんないい」 」

全7編の短編集です。猫のマルモも青ガニのサワッチもこのお話の主人公はみんなどこか欠けています。誰にでも思い当たる日々の悩みや不安を体当たりで乗り越えていく姿に心がぎゅっと、つかまれます。未来は自分でつくるもの。少し誰かに背中を押してほしい時に希望がたっぷりつまったお話たちです。読み終わって、金子みすゞさんの詩の一節が思い浮かびました。

(榴岡図書館 江刺)
掲載日 2022-03-25 00:00:00
タイトル 雲をつかむ少女
著者 藤野 恵美/著
出版者 講談社
資料の種類
メッセージ ★☆★「インターネットの向こう側にあるのは」★☆★

ネットゲームやSNSに夢中な小中学生もシリコンバレーの大富豪の母親も、みんなインターネットでつながっている。

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掲載日 2020-01-29 00:00:00
タイトル 酒天童子
著者 竹下文子
出版者 偕成社
資料の種類
メッセージ ★☆★「鬼退治」★☆★

二月のはじめは節分がありますね。「鬼は外、福は内」というかけ声とともに豆をまきます。鬼は外、鬼は災い。日本の昔話の悪者といえば鬼です。酒天童子というのも鬼の名前です。

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掲載日 2020-11-26 00:00:00
タイトル 「二番目の悪者」
著者 林 木林/著
出版者 小さい書房
資料の種類
メッセージ ★☆★「悪意はなくとも、罪はある。」★☆★

次の王を決める選挙を前に、邪魔な銀のライオンを排除するべく金のライオンが行ったことはただ一つ…

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掲載日 2018-03-25 00:00:00
タイトル 絶望名人カフカの人生論
著者 カフカ/著 頭木弘樹/編訳
出版者 新潮文庫
資料の種類
メッセージ ★☆★「ポジティブじゃなくてもいいんじゃない?」★☆★

フランツ・カフカ…朝起きたら毒虫になっていた!という奇妙な小説『変身』で有名な作家です。カフカは不思議な作品のほかに、手紙、日記、ノートなども残していて、そこから彼の人となりがよくわかります。

ひとことでいうと、ネガティヴ王。

作家として生きたいけれど、売れないから大嫌いなサラリーマンになり、結婚したいけれど、ずっと独身で、父親との仲は悪く、胃腸が弱くて不眠で病気がち意欲はあるのに長編小説はだいたい未完…。彼の手紙、日記、ノートには、それらに対する絶望の言葉がちりばめられています。


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掲載日 2016-03-01 00:00:00
タイトル だいじな本のみつけ方
著者 大崎梢/著
出版者 光文社
資料の種類
メッセージ

大好きな作家のまだ発売されていないはずの最新刊をある日学校の手洗い場で見つけた野々香。その一冊からはじまった、賑やかでやさしい日々を綴った小説。

(市民図書館 佐藤 文)

掲載日 2016-03-01 00:00:00
タイトル 跳びはねる思考 
会話のできない自閉症の僕が考えていること
著者 東田直樹/著
出版者 イースト・プレス
資料の種類
メッセージ 「苦しみを言葉にする」

悩んでいるときに一番つらいのは,自分を悩ませているものの正体が何なのか,わからないときではないでしょうか。自分が何に悩んでいるのか,どうして苦しいのかを言葉にできると,解決策もおのずと見えてくることが多いものです。

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掲載日 2017-03-01 00:00:00
タイトル アイスブレイク 出会いの仕掛け人になる
著者 今村光章/著
出版者 晶文社
資料の種類
メッセージ 「より豊かな出会いに備える 」

コミュニケーションの方法は永遠の課題ですが、進学などの大きな節目を迎えるこの時期はなおのこと。少しでも役に立てば…と思い紹介することにしましした。
タイトルのアイスブレイクとは、初対面同士の氷のような雰囲気を壊し、和やかで協力的な空気を醸し出すことです。
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掲載日 2017-07-01 00:00:00
タイトル 卒業写真の宿題
著者 浅田政志・写真
出版者 赤々舎
資料の種類
メッセージ 「あなたの理想の「卒業アルバム」とは? 」

いっけん、ごく普通の卒業アルバムに見えます。
どのページにも、制服や体操着姿の高校生。
どう見ても運動会や修学旅行のよくある光景。
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掲載日 2016-03-01 00:00:00
タイトル 路上のストライカー
著者 マイケル・ウィリアムズ/作
出版者 岩波書店
資料の種類
メッセージ 虐殺を生きのび、新天地にたどりついたはずのデオ。さらに待っていた過酷な運命の中、デオはサッカーで人生を切り開いていきます。
(市民図書館 佐藤 文)
掲載日 2021-02-24 00:00:00
タイトル 「白鳥熱の朝(あした)に」
『日本SF短篇50日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー 5from 2003 - to 2012』所収
著者 小川一水/著
出版者 ハヤカワ文庫JA(早川書房)
資料の種類
メッセージ ★☆★「パンデミック後の世界」★☆★

パンデミックなんて、SFの用語だと思ってた。

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掲載日 2018-07-31 00:00:00
タイトル 命のビザを繋いだ男 
小辻節三とユダヤ難民
著者 山田純大/著
出版者 NHK出版
資料の種類
メッセージ ★☆★「杉原千畝が出した“命のビザ”、その先をあなたは知っていますか?」★☆★

1940年、第二次世界大戦のさなか、リトアニア日本領事館の領事代理だった杉原千畝氏が、日本政府の反対を押し切りナチスから逃れてきたユダヤ難民たちに発行した日本の通過ビザ、通称「命のビザ」。彼の英断により命を救われた人は6千人とも言われている。だが「命のビザ」を手にした人々のその先を、あなたは知っているだろうか?

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